「股関節」の痛みを解消したい

入院・手術・退院までの流れ
手術を受ける前には、疑問や不安な気持ちもあるかと思います。手術や治療方法で不明な点があれば、遠慮せずに医師や看護師などに質問しましょう。
納得して前向きな気持ちで治療にのぞむことが回復への近道となります。
手術決定から退院までの流れ
病院によって違いはありますが、入院・手術の前後の一般的な手術の流れはこのようになります。
受診から入院~手術~退院のながれ
手術が決まったら
・全身の状態を検査します ・手術前の運動を始めましょう
▶ 関節力をアップする運動
・自己血貯血(必要時)をします
・退院後の自宅での生活を考え、生活様式を見直してみましょう
・医療福祉や住居改造の助成について調べておきましょう
手術の7日~10日ほど前は
・現在服用している薬のうち、指示のあったものについては、この頃から服用を止めるものもあります
・風邪をひかないように、健康管理に注意しましょう
手術について

手術の前日は

・入浴またはシャワー浴をして全身を清潔にします
・決められた時間以降は飲食ができません

手術の当日

・手術の前は飲食・飲水ができません
・手術前の準備を行い、手術室へ行きます
・麻酔をかけて手術を行います

手術後は

・担当医師からご家族の方に手術の結果についての説明があります
・看護師や医師によって全身の状態が管理されます
リハビリテーションについて
足を動かす、ベッドサイドに座るといった練習から始めます。ベッドサイドで立ち上がる練習や歩行器を使って歩く練習を行います。その後は回復状況に応じてメニューを変えながらリハビリテーションを行います。
また、人工股関節の手術後は、日常生活の動作において脱臼(だっきゅう)しないための注意点がありますので、リハビリテーションの中でひとつひとつ練習を行っていきます。
・歩行距離を少しずつ長くする
・びざや股関節を曲げる運動
・ひざや股関節の周りの筋肉を鍛える運動
・杖歩行練習
・階段の昇降練習
脱臼しないように日常生活を行うための動作の練習

退院日が決まったら

・自宅での生活を想定した動作の練習をします
・退院後の生活の注意点について説明があります
・できるだけ、ご家族の方にも一緒に聞いてもらいましょう
合併症とその予防について
人工関節手術に限らず、一般的に手術にはリスクが伴います。まれですが、手術後に合併症が起こる場合もあります。
▶ 合併症とその予防について
脱臼
人工股関節の脱臼(だっきゅう)には注意が必要です。医師・理学療法士の指示に従って、正しい姿勢や動作を保つことで、脱臼のほとんどは避けることが可能です。

一般的な脱臼の予防

脱臼の予防
・脚を組まない、交差させない
・股関節を深くまげない、しゃがまない(図1)
・ひざを内側に倒してかがまない(図2)
※脱臼の注意は手術方法などによって異なりますので、担当医師・理学療法士の指示に従ってください。